*2022年9月2日に修正しています。
(これは、40を過ぎてからゴルフを再開することになったときの昔話です)
真剣にゴルフを習おうと思ったのには訳がある。
2007年、会社で、管理職になることになった。
当時ワタシの所属する部署ではゴルフがさかんで、年に1回の社員コンペに加え、年数回管理職のゴルフコンペが開催されていた。しかも管理職ゴルフコンペは泊まりがけで。
金曜日の夕方仕事が終わってから出発、宴会付きの宿泊があり、翌朝ゴルフをするというものだった。
その部署でワタシは初の女性管理職になったばかりだった。
管理職のおじさんたちは大体みんな上手らしい。
管理職コンペへ参加するのは強制ではないが、参加するのが当然、という空気の中、私は行こうかどうしようか迷っていた。
その前に別の部門で管理職になっていた先輩女子にも相談した。
その先輩は、ゴルフはやらないので宴会と宿泊は出席し、翌朝帰っているという。
それももったいないのではと思い、ワタシは道具も持っているしゴルフも時々やるので、決心して「行きます」と言ってしまった。
やってみてだめだったらやめればいいや。そう思った。
やらないでNOと言うのはやめよう。
会社の男性諸氏はゴルフが大好きだ。
何が楽しいんだろうか?どういう世界なんだろうか?
おじさん達はどんな会話をしてるんだろうか?
女1人入って行くのも心配だったけど、なんとなく知らない世界を見てみたいという気持ちもあった。
元証券会社の法人営業をやっていたウチの父ちゃん(ダンナ)に相談しても「そりゃ行くべきだろう。行って当然。頑張ってね!練習ならいくらでも付き合うよ」とあっさり了解してくれた。
というか、むしろ勧められた。
ゴルフで辛いのは、自分だけ下手で周囲に迷惑をかけてしまう事。
2005年からしばらくぶりにゴルフを再開し、数カ月に1回ラウンドをしていたが、下手すぎていつもドタバタだった。
クラブを何本も持って走り回るのは慣れているけど、たまに、キャディさんに嫌な顔をされることもあった。まるで存在しないかのように扱われることもあった。
下手だからか、あんたの来るところじゃないのよと言われているような態度を取られたりする事もあったので、下手な事が余計に悔しくもあった。
私も優雅に打った後歩きたいなあ、キャディさんが笑顔でクラブを持ってきてくれるようになりたいなあと思っていた。
そこに管理職ゴルフコンペに行くことを決心したので、ちゃんと習おうと思った。たまたま後輩が仕事で担当している某ゴルフクラブメーカーが家の近くてレッスンをやっているというので紹介してもらい、そこのレッスンに通う事にした。
こうして数ヵ月後に迫る管理職ゴルフコンペに向けて、おばちゃんゴルファーのオイオイな日々が始まった。
(つづく)