(これはゴルフにはまるきっかけとなった2007年の頃のお話です)
ついに、管理職ゴルフコンペの日がやってきた。
金曜日仕事のあと集合場所に行くと、後部座席にシャンデリアがついてラウンジ席になっている貸し切りバスが止まっていた。( ̄▽ ̄)
それに乗り、総勢30人近くのおじさん達の中に女性は私だけで、連れていかれたのは千葉方面。
バスの中はおじさん達のパラダイス状態だった。
男性ばかりの集団って、年齢に関係なく話題の殆どは「女性」に関する話しだ。それもかなり下品な感じで、あのー一応私も女性なんですけどと言いたくなるような場合もある。聞こえないフリ、見えないフリ、である。今ではコンプライアンス上とても許されないと思うが、当時は、日頃コンプライアンスだハラスメントだと部下に指導している立場のおじさん達が、リラックスしてはしゃいでバカ話をしている様子をみて、ちょっと笑ってしまった。日本のサラリーマンって結構大変なんだなとちょっと同情した。
宿泊するホテルに到着すると、着替えて夕食は恐怖の大宴会。宿の宴会といえば、「浴衣」である。おじさん達は大浴場でお風呂に入ったあと、リラックスし、浴衣でご機嫌。私はTシャツにスパッツを履いて、その上に一応浴衣をはおる。悲しいかなワタシも会社員なので、1人だけジャージ姿で登場する勇気もなかったのだ。チーム毎に席が決まっていて、ハンデが発表になり、飲んで食べてようやく宴会が終わりホッとしたのもつかの間、用意されていたのは2次会。
は?明日ゴルフするのに、もう21時すぎているんですけど、まだ何かあるんですか?と思った。幹事から発表になる。「えー、2次会は麻雀とカラオケを用意しましたので、どちらかご希望の方にどうぞ!」
麻雀って、あのー・・・ゲームでしかやったことないし、しょうがなくワタシはカラオケを選択。10人くらいか、昭和の名曲を2時間ほど歌い、ようやく宴会は終了。しかしおじさん恐るべし、カラオケが終わってから麻雀に途中から参加するという人も。
あのっ、明日、朝早いんですよね?ゴルフするんですよね?日本のサラリーマンはこのくらいバイタリティがないと生き残れないのかと痛感した1日であった。
翌朝、おじさん達は、何事もなかったかのように、全員元気で登場した。すでにゴルフモード。日本のサラリーマン恐るべし。
肝心のゴルフコンペ、ワタシはとても緊張して、スコアはメタメタだった。約30人いる中で、一番ビリ。130以上叩いていた。一緒の組の人達はそれでも嫌な顔1つせずに面倒をみてくれて、とても親切にしてくれた。
そう、日本のおじさん達はとてもやさしい。
最後に表彰式があって、女1人頑張って参加した特別賞みたいのをもらって帰ってきた。
こうして、初めての管理職ゴルフコンペが無事終了した。
実際、ワタシは相当悔しかった。出来ない自分が腹立たしいというか、それは今でも同じなんだけど、思う通りに打てないし、1人だけずっと前の赤いところから打っているのに一番ビリ。おじさん達は、スイング見ていてそれほど上手には思えないのに、スコアはちゃんとまとまっている。
何故?何故?ゴルフって何?
こうしてワタシは早くうまくなりたいと思い、ゴルフにはまっていく事となった。2007年も終わる頃の事だった。