チカチカのゴルフオイオイ話

東京のおばちゃんゴルファーがゴルフにまつわるオイオイな話を綴ります。海も好き。温泉も好き。

嵯峨沢館(静岡県伊豆市) ー温泉♨の話

嵯峨沢館1

嵯峨沢館

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こんにちは!

先日ゴルフ合宿の帰りに、温泉に泊ってきました。

今回は、久しぶりに、修善寺近くにある大のお気に入り宿である嵯峨沢館に行ってきました。

 

嵯峨沢館

初めて行ったのは、もう25年くらい前の事。

我が家はずっと共働きで、ワタシは某企業の総合職として働いていて、すこぶる忙しかった。

当時は男女雇用機会均等法初期の頃、結婚して仕事を続ける人がようやく増えたくらいで、ワタシより先輩で子育てしながら働いている人は少なかった。

子育てと仕事の両立は常に時間との戦いだったし、本当に大変だった。

何といっても”24時間戦えますか”、”企業戦士”が当たり前、の時代。

ワタシが働いていた業界もハードだったが、ウチの父ちゃんが当時働いていた業界も非常にハードな世界で、ふたりの休暇を合わせるのも大変だった。

 

そんな状況なので、我が家の家族旅行は、ひとりずつがそれぞれの都合に応じて調整しながら参加するのが割と普通だった。

ある時はワタシの仕事が終わるのが遅いので、ウチの父ちゃんが家に帰って息子と車で出発し、ワタシは東京駅から新幹線に乗って熱海で拾ってもらったり、ある時はワタシと息子が車で先に目的地へ行き、夕食時までにウチの父ちゃんが会社から電車で来て到着する、とか。

小学生のムスコが一人で神奈川県から電車に乗って京急品川駅でムスコをピックアップした事もあった。

 

普段は海遊びや釣りを兼ねての旅行が多かったが、そんな我が家がたまに、ゆっくりできる温泉へ行こう、という時に、嵯峨沢館は当時からお気に入りの宿だった。

ここは伊豆方面が好きな我が家が車で修善寺を通る際に発見した宿で、当時から露天風呂がついている部屋がある上に、大浴場も7~8か所あって楽しめて、ムスコが小学生くらいまでは、家族3人で何度か行っていた。

ムスコが大きくなって以降は温泉宿に3人で行くことも殆どなかったが、また行きたいねーとずっと言いながらも、なかなか機会がなかったのだ。

料金はそれなりにお高いけれど、その価値はじゅうぶんにあると思っている。

 

今回は、ウチの父ちゃんの永年勤続記念で会社から休暇と旅行券をもらったので、それを使って久しぶりに行くことにしたのだった。

 

嵯峨沢館への交通アクセス

車ルート

東京からは東名高速沼津IC→伊豆縦貫道→伊豆中央道→修善寺道路→136、414号を経由するルートが案内されている。

所要時間は東京から約2時間。

 

今回、ワタシがゴルフスクールの合宿でサザンクロス(川奈)に行っていたため、ウチの父ちゃんがサザンクロスまで迎えに来てくれてそこから行った。

ちなみに父ちゃんは

東名高速厚木IC→小田原厚木道路→真鶴道路と、海沿いを走ってきたそうだ。

川奈から嵯峨沢館へは、お天気も良かったのでのんびりと海沿いを走っていった。

 

電車ルート(修善寺駅)

東京から伊豆急踊り子号で130分。または新幹線60分と伊豆箱根鉄道35分とある。(新幹線と伊豆急との乗り継ぎには、時間帯によっては長い待ち時間が発生するのでご注意)

帰りは宿から修善寺駅行きのバスが10:35に出ているが、行きは宿のお迎えバスが出ないので、駅からタクシーか路線バスに乗る必要があるそうだ。

伊豆箱根鉄道の修善寺駅からタクシーで約20分とある。

路線バスの場合、修善寺駅から「河津駅」「昭和の森」「湯ヶ島温泉・持越」のいずれかに乗車し、「嵯峨沢温泉」下車。(所要時間約25分)

バス停からは徒歩30秒。

 

建物

国道414号線、狩野川沿いに建っている。

下りの場合、国道を走っていると、嵯峨沢館の看板は目につくのだが、入り口が意外に目立たず、ちょうど414号がカーブしてすぐのところに小さめの入口がある。スピードを出しすぎていると見逃して通り過ぎてしまうので気をつけよう。

車を進めていくと、宿の人が荷物を入れるベビーカーみたいな藤のキャリーをもってきてくれる。

 

チェックイン・ロビー界隈

嵯峨沢館2

1F チェックイン

以前は靴を脱いで上がったようにも思うのだが、靴のまま入れるようになっていた。

チェックインはロビーのテーブルでお茶をいただきながら行い、荷物は部屋に運んでもらえる。

懐かしいながらも、更にモダンな雰囲気になっているように思う。

建物は狩野川沿いに建てられているので横に長く、浴場は右端と左端に数か所ずつあるので、はじからはじまで歩くと結構な距離だ。

嵯峨沢館12

廊下がとにかく長い

 

温泉

こちらの宿は、とにかくお風呂が沢山あるので、実は露天風呂がない部屋に泊って十分に楽しめると思っている。

7つの湯処、22ある客室露天風呂は全て源泉かけ流しとの事。

露天風呂は2か所(川の湯、寝覚めの湯)、内湯が2か所(夢告の湯、渓流の湯)。貸切風呂が3か所(蔵の湯、花酔の湯、バイブラ風呂「薊」)。岩盤涅槃浴が1か所。夏季限定の温泉プール「ぷー露」1か所。

露天と内湯は時間帯によって男女入れ替え制。

 

久しぶりに来て変わっていたのは、大のお気に入りだった樽のお風呂「蔵の湯」が、予約制の貸切風呂に変わっていた。他にも「花酔(かすい)の湯」も予約制の貸切風呂に変わっていて、かつて家族風呂だったうちの1か所が「バイブラ風呂「薊」」になっていた。

なお、昔は小さめの家族風呂が4か所くらいあって、空いていればすぐに入れたのだが、現在はその家族風呂だったうちの1つが「バイブラ風呂「薊」」になり、他の家族風呂は営業していないとの事。

 

ドリンクコーナー

嵯峨沢館3

無人のドリンクコーナー

以前はお休み処というか有人で喫茶室になっていたところが無人のドリンクコーナーになっていた。昔はここでおやつの時間に無料でおしるこなどを出してくれていたのが、今は、コーヒーやお茶類をセルフで楽しむことが出来るようになっていた。

 

お部屋

こちらの宿は定期的に改装をしているのは知っていた。

嵯峨沢館4

向月亭 名月

昔ながらの和室の部屋をベッドと和室がある部屋にしたり、露天風呂付きのお部屋も増やしている。

今回泊まったのは、和室の他にベッドがある向月亭のプランで2Fのお部屋。

嵯峨沢館5

ベッドのある部屋

ゆったりと広くて4人以上で泊れるお部屋だった。

ここは、部屋のお風呂もかけ流しのヒノキ風呂。

嵯峨沢館6

お部屋のヒノキ風呂も源泉かけ流し

嵯峨沢館7

洗面所からみたお風呂

ウッドデッキがあって狩野川の流れる音もまたよい。

嵯峨沢館8

部屋からは狩野川が見える

 

ちょこっと気が利いてお気に入りな点はバスタオルやスリッパ

嵯峨沢館の好きなところは、露天や内湯へ行く用としてバスタオルが1人につき2枚ずつ置いてあるし、部屋のお風呂用には更に別に2枚、つまり1人につき計3枚置いてある。

館内移動には、お風呂に行く用に、飛行機のビジネスクラスでもらえるようなタオル地のスリッパみたいなのと油性マジックが置いてあって、「ペンでご自身のお名前を書いてお風呂へどうぞ」と案内がある。

温泉施設で気になるのが、自分のスリッパと他人のスリッパの区別がつかない事だ。

最近は、番号を書いたクリップと札が置いてあって、スリッパにクリップをつけるところもある(ゴルフ場でも見かける)が、嵯峨沢館では昔からこの、スリッパに名前を書く方式なのがとても気に入っている。(スリッパは持ち帰れる)

ワタシは2回目以降、名前ではなくて、赤、緑、黄色などのマジックを使って花模様とかステッチ柄とか書いている。

 

チェックインしてすぐに「蔵の湯」を予約して食事の前に入ることにした。

樽型のお風呂は昔から大のお気に入り。

嵯峨沢館9

蔵の湯

 

貸切時間は40分。出てからドリンクコーナーでひとやすみ。

ドリンクコーナーからは、外のデッキテラスも見える。

嵯峨沢館10

ドリンクコーナーの外はデッキテラスあり

さらに、東側の「夢告の湯」「寝覚めの湯」へ。(写真なし)

個人的には、この2か所の温泉が蔵の湯の次に気に入っている。

内湯もガラスが大きくて開放的だし、露天の寝覚めの湯もとても気持ちが良い。

 

食事

お食事は昔から別のダイニングでとる形式だった。

和食ダイニング「楓」は個室仕立てになっている。

嵯峨沢館11

2F ダイニング楓

夕食の和食会席コースはどれも美味しいのだが、ただ、昔の方が食事内容は良かったような気がする。

こちらも量が多くて全部を食べきれなかったのは本当に残念。

前日もサザンクロスでボリュームのあるコース料理を食べきれなかったのだが、大食いのワタシもそろそろ年齢的に量が食べられなくなってきている。

嵯峨沢館13

この日のお品書き

嵯峨沢館夕食

夕食はこんな感じ

食後は部屋でのんびりしながら、もう一度温泉に入ろうと思っていたのに、ワタシはなんと疲れてそのまま寝てしまった。ああ残念・・・・

 

翌朝は、朝からかなりの雨が降っていた。

入れ替え制の西側にある「渓流の湯」「川の湯」へ。

 

朝食も同じ場所で、こちらの名物は鮎の干物。さっとあぶって食べる。

嵯峨沢館朝食

朝食

朝食後、ようやくお部屋のお風呂に入った。

これもまた良いお風呂だった。

 

チェックアウト

チェックアウトは10:30。

久しぶりに訪問した嵯峨沢館は、じゅうぶん楽しめた。

館内は我々より少し年配の夫婦が多かったように思う。他には女性グループもちらほらみられた。

もともと広いので、温泉の中でも自分以外に数人しかいない事が多く、人とすれ違うこともあまりない。

静かにのんびり過ごせるので、また時々来たいなあと思う。

 

詳細はよろしかったら公式サイトをご覧ください。

www.sagasawakan.com

 

なお、系列のもう1軒の旅館「あせび野」も近くにあって、これも20年位前に家族3人で一度行った事がある。

こちらはもっとこじんまりしていて全室露天風呂付のお部屋だったのでファミリーと言うよりカップル向き。

基本的に2人でゆっくり過ごしたい場合はあせび野をおススメ。

詳細はこちらの公式サイトをご覧ください

www.asebino.com

 

浄蓮の滝方面へ

チェックアウト後は、次の宿、最近年に数回訪問している北川温泉のつるや吉祥亭へ向かう。

しばらく時間があるので、これもまたいつも通り過ぎるだけの河津七滝方面へ寄ってみようという事になった。

雨で滝を見るのはしんどいので、車で行かれるところという事で、ループ橋を降りてすぐの道を左折。

 

わさび園 かどや(静岡県賀茂郡河津町)

ここで見つけたのが、わさび園「かどや」。

今回の旅行で新たに発見したワタシ的に大ヒットの場所だ!

わさび園かどや

わさび園 かどや


わさび丼が名物の食事処以外に、わさびを販売している。

テレビなどで紹介されているようで、お食事処は11時ちょっとなのにすでに満席だった。

我が家は「わさび」が好きなので、大きさ別に並んでいるわさび達に狂喜し、持ち帰り用を選ぶ。

小さいものだと300円くらいから、大きいものだと4,000円くらいまで、大小さまざまなわさびが並ぶ。

4,000円のものは初めて見る巨大サイズで、にんじんですか?くらいの大きさ。

我が家では今回、600円サイズを2本と400円サイズを1本に、わさびの葉も購入。

浄蓮の滝わさび

400円と600円のわさび

新聞紙にくるんでビニール袋に入れて冷蔵庫に保管しておけば、1ヵ月は持つとの事。

なんとそうなのね!それは嬉しいーー。

今後、近くへ行ったら是非寄ってわさびを買って帰りたいと思う。

(帰宅後、お刺身、わさび丼、ステーキに載せたりしたのが本当にサイコーだった)

 

詳細は公式サイトをご覧ください。

www.wasabien-kadoya.com

 

その後、旧道を走って、明治38年(1905年)に開通した天城山隧道(旧天城トンネル)を車で通過。

踊り子歩道の名所の1つになっているそう。また、ここは噂によると霊が出るとか?ちょっとひんやり。

天城山隧道

天城山隧道入口

こうして寄り道しながらゆっくり走り、北川温泉方面へ。

北川温泉に着くころには雨も上がっていた。

 

ではでは

(本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました)

 

●春だー旅の計画たてよう

  

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